HACCP認可された潤滑剤

8月 29, 2018

食品生産および医薬品製造では、生産環境によって製品が汚染されるのを防ぐため、Codex Alimentarius Commission(国際食品法典委員会)が1997年に食品安全衛生管理規則を提案・発表しました。 食品工場および製薬会社は、これらの管理規則を使用しながら、工場で生産された各製品について個別のHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)を作成しないといけません。1つのHACCPで一種類の加工カテゴリー中の複数の製品に対応できるようになっています。 製造プロセス中の汚染から保護するために、潤滑油はNSF認定を受けていなければなりません。
食品工場のNSF認証製品には、一般に2種類があります。
1. H1食品グレード:偶然的にもしくは技術上、食品や薬品との接触は完全に防ぐ事は出来ない時に使用します。H1潤滑剤に汚染された食品の外観・匂い・味は影響を受けてはなりません。
2. 3H食品グレード:食品用薬剤放出剤(ペストリーモールド等)・3H食品用潤滑剤・グリースは食品と直接接触できます。
製品はNSF.ORGのホワイトリストに合格して安全を確保する必要がありますので、製造業者は下記NSF.ORGのウェブサイトをチェックすれば、認証書類を見つけることができます:

http://info.nsf.org/USDA/letters/150206.pdf

オーストラリアのStella Lubricantは、食品グレードの潤滑剤だけ生産している工場で、使用されるすべての材料はFDA:21 CFR 178.3570に準拠しており、製造プロセス中に他の材料による汚染がないことが保証されています。 H1及び3Hグレードの潤滑油・グリース・ホワイトオイルは潤滑性が高く、寿命が長く、ハラール認定(HALAL)を獲得したので、各大手食品加工工場および製薬会社に使用されています。